活動一覧

掲載日:2025.4.24
トピック
川内村/富岡町/大熊町/双葉町長崎大学復興推進拠点活動報告会を開催
このエントリーをはてなブックマークに追加

 2025年3月10日に福島県川内村のいわなの郷体験交流館にて長崎大学復興推進拠点活動報告会が行われ、現地参加102名(含スタッフ)、オンライン45名が参加しました。この報告会は本学が開催しており、川内村と富岡町、大熊町、双葉町における復興推進拠点の活動内容を報告することに加え、福島の復興や発展のために本学と連携活動している大学が情報共有を行い、今後の取り組みについて話し合うことを目的としています。

   

    

 第1部は「復興に資する地域活動や、復興から発展に資する⼈材育成に関する取り組み」と題して、本学の山下俊一名誉教授が座長を務め活動報告が⾏われました。活動報告は、⻑崎⼤学をはじめ、本学と連携している福島⼤学、福島県⽴医科⼤学、東⽇本国際⼤学といった福島県内の⼤学が行いました。また、今年度の報告は教員だけでなく各活動に参加した学生も活動を通して学んだことやこれからの展望について報告しました。そして報告後、元川内村役場保健福祉課長の秋元賢様から第1部の総評をいただきました。

   

  

 第2部では本学の高村昇教授と一般社団法人かわうちラボの井出寿一理事より「14年経って3.11を振り返る、そしてこれからに期待すること」と題した対談が行われました。井出寿一理事は震災当時、川内村役場の総務課長として、富岡町住民の受け入れや郡山市への避難対応、仮設住宅での支援に尽力し、その後は復興対策課長として帰還や復興を主導してきました。対談では震災から14年にわたる歩みと今後の課題について語られ、地域に合わせたリスクコミュニケーションや、交流人口の拡大の重要性を再認識する貴重な対談となりました。

   

     

 本年度の報告会では関係各所や教職員だけでなく、本学の事業に参加した多くの学生が発表のみならず活発な質疑応答が行われました。本学は今後も福島県浜通り地域における人材育成に向けた取り組みや拠点活動を行ってまいります。

長崎大学拠点報告会報告書