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掲載日:2018.8.10
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福島県富岡町の宮本町長が河野学長を訪問
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8月8日、福島県富岡町の宮本皓一町長が本学を訪問され、河野学長と面談しました。富岡町は2011年3月の東日本大震災による地震、津波、その後の東京電力福島第一原子力発電所の事故によって甚大な影響を受け、事故直後から全住民が避難を余儀なくされました。事故から6年後の2017年4月に帰還困難区域を除く地域が避難解除となったのですが、帰還の対象となる住民約1万人のうち、実際に帰還したのは700名程度と、極めて限られているのが現状です。

長崎大学は、2013年に富岡町に隣接する川内村に復興推進拠点を設置し、川内村の復興を支援してきましたが、この経験を踏まえて2016年9月に富岡町と連携協定を締結し、2017年4月からは富岡町に原爆後障害医療研究所の折田真紀子助教、平良文亨助教等を派遣して住民の被ばく線量評価やリスクコミュニケーション活動を行って復興を支援しています。

面談では宮本町長から本学の富岡町への支援についての謝意が述べられ、町の復興に向けた継続的支援についての期待が表明されました。本学は今後も「原子力災害後の地域復興モデル」の形成に向けて、川内村、富岡町の復興支援を継続していく予定です。

なお宮本町長は、面談翌日の8月9日には長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列されました。

福島県富岡町長の学長表敬写真