本学の原爆後障害医療研究所国際保健医療福祉学研究分野の教授で、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーを務めている高村昇教授が、2020年7月に開館予定の「東日本大震災・原子力災害伝承館(以下、伝承館)」の館長(非常勤)に就任することになりました。
伝承館は、2011年に起こった東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故という未曾有の複合災害の経験とそこから得た教訓を後世にしっかりと伝えつつ、国内外へ幅広く情報発信するために、福島県が設置し、福島イノベーション・コースト構想推進機構が伝承館の指定管理を行うことになって います。伝承館は、先般避難が解除され、東京電力福島第一原子力発電所が立地する福島県双葉町に設置され、映像資料、実物資料等の展示ゾーンに加えて来館者に対する研修スペースも設けることになっています。
高村教授は施設運営や各事業にかかる全体的な方針の策定や、資料収集・調査研究等の各事業にかかる外部有識者委員会等への出席、それに利活用促進や事業連携のための大学、企業等への訪問を通じた施設の管理運営全般の統括を行うことになっています。
■ 東日本大震災・原子力災害伝承館の概要
1 所 在 地 福島県双葉郡双葉町大字中野高田39番
2 構 造 鉄筋コンクリート造・一部鉄構造地上3階建
3 敷地面積 28,178.48?
4 建築面積 3,536.18?(延床面積 5,256.56?)
5 収 蔵 品 約20万点
6 開館時間等 午前9時〜午後5時30分
(休館日は毎週火曜日と年末年始[12/29〜1/3]
7 運営スタッフ 館長以下約30名
詳細は、福島イノベーション・コースト構想HP でご確認いただけます。
→ https://www.fipo.or.jp/lore
【本件に関する問い合わせ先】
原爆後障害医療研究所
教授 高村 昇
電話 095-819-7170