2021年6月3日、福島イノベーション・コースト構想推進機構より、福島未来創造支援研究センターが申請した事業が採択されたことが発表されました。さらに、この事業は全採択事業21件のうち、「重点枠」として指定された3件のうちの一つとして選定されました。
採択が決まったのは「災害・被ばく医療科学分野の人材育成による知の交流拠点構築事業」です。長崎大学が復興推進拠点を設置している川内村、富岡町や大熊町において、福島県立医科大学や福島大学、東日本国際大学といった福島県下の大学、さらに国際放射線防護委員会や世界保健機関といった国際機関と連携して世界中の災害・被ばく医療科学の専門家を育成する「復興知を学ぶ」知の交流拠点を浜通りに構築することを目指しています。
福島イノベーション・コースト構想推進機構では、新たに「大学等の「復興知」を活用した人材育成基盤構築事業」を実施することとしています。これは、大学等の継続的な教育研究活動を通じて、イノベーションを生み出す高度な人材の長期的な教育・育成の基盤を構築することを目的としており、令和3年度から令和7年度までの5カ年事業となっています。
「重点枠」として採択されたことについて、センター長の高村昇教授は「長崎大学の福島復興支援の取組が高く評価されたものと考えている。これから5年間で福島の浜通りを世界中の災害・被ばく医療科学の専門家を育成する『知の交流拠点』としていきたい」とコメントしています。
採択結果の一覧、詳細につきましては、以下のホームページでご確認いただけます。
「大学等の「復興知」を活用した人材育成基盤構築事業」の採択結果について
(福島イノベーション・コースト構想機構HP内)
https://www.fipo.or.jp/news/15193